イタリアで生まれフランスで活躍した作曲家。 ルイ14世の寵愛を受ける。 フランス独自の古典悲劇と宮廷バレとイタリアオペラのそれぞれの特徴を取り入れ、1673年劇作家のキノーとともに『トラジェディ・リリック』と呼ばれるフランス独自のオペラを生み出した。 トラジェディ・リリックではイタリア風序曲ではなく、フランス風序曲が定型として用いられた。 また、リュリはイタリアのレチタティーボに相当するレシタティフというものを生み出した。これはフランス語の抑揚にあわせて作曲されているのが特徴である。
【代表作】 『ペルセー』(1682年初演)