古典派の主要なオペラ作曲家の一人。 1761年より台本作家のカルツァビージとともにオペラセリアの改革を行う。 この改革は、@劇に直接関係のない装飾やコロラトゥーラを抑えるAレチタティーボ・アッコンパニャートを用い、アリアとレチタティーボの対比を抑えるB合唱やオーケストラの重用C無駄のない筋立てなどにより、全体の調和を重視したオペラを創作したことである。 また、1777年『アルミード』の上演をきっかけに「グルック=ピッチンニ論争」に巻き込まれる。
【代表作】 『オルフェオとエウリディーチェ』(1762年初演、仏語版は1774年初演)、 『アルチェステ』(1767年初演)