古典派から初期ロマン派にかけて活動した最も重要な作曲家の一人。ウィーンにおいてハイドン・サリエリらに作曲を学ぶ。
1802年、かねてから患っていた難聴が悪化し、『ハイゲンシュタットの遺書』をしたためるが、困難を克服し『傑作の森』とよばれる時期を迎える。この時期には、唯一のオペラである『フィデリオ』のほかに、ピアノソナタ『月光』・『テンペスト』・『熱情』、交響曲『運命』・『田園』などを作曲した。
その後創作意欲が減退する時期を挟むが、1817年頃から再び創作意欲が復活し、『ミサ・ソレムニス』・『交響曲第9番』などを生み出すこととなる。
ピアノソナタ全32曲は、『音楽の新約聖書』(ジョージ・セル)と言われ、ピアニストならば避けては通れない必須のレパートリーとなっている。(ちなみに旧約聖書はバッハ作曲平均律クラヴィーア曲集とのこと)
【代表作】
<オペラ>
『フィデリオ』
<交響曲>
『第9番合唱つき』(1822〜1824年作曲)
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